【大阪・金型製作】金型の寿命とは?部品製作で使うセンサについて
【大阪】金型製作を依頼!金型の寿命と耐用年数の違いや製作部品について知っておこう
金型製作を大阪の業者に依頼するなら、使用する部品の種類や寿命と耐用年数の違いを押さえておくとよいでしょう。知っておく事で、より目的に合った金型製作が可能です。こちらでは、金型の寿命と耐用年数の違い、センサについてご紹介いたします。
金型の寿命とは?耐用年数との違いについて
製造業にて製品を量産するときに使用される金型には、寿命と耐用年数があります。
寿命と耐用年数は似ていますが若干意味が異なるのです。
こちらでは、金型の寿命と耐用年数の違いについてご紹介いたします。
金型の耐用年数は2種類
金型での「耐用年数」の定義は、帳簿上減価償却ができる年数の事を指し、金型の種類によって耐用年数が異なります。そのため、実際に製品を製造してどれぐらいの期間使用できるのかという意味ではありません。プレスやその他の金属加工用金型や合成樹脂、ゴム、ガラス成型用金型、鋳造用型の耐用年数が2年、それ以外の素材でできている金型は3年となります。
金型の寿命
金型の寿命とはどれぐらいの期間使用できるのかという意味です。金型の場合は年数ではなく、使用する素材とショット数と呼ばれる成形数によって表されます。
金型の寿命は、製品を製造する際に求められる寸法で製造できなくなったときまでです。
金型が傷む原因は、製造するために何度もプレスされて徐々に歪みを生じる事にあります。長い期間使用しているうちに金型自体が歪み、寸法通りではなくなってしまうのです。
きちんとメンテナンスをすれば寿命を延ばす事はできますが、永久的に使い続ける事はできません。そのため、ある程度の時期が来たら修理を依頼するか、もしくは新しい金型を作り直す事になります。
金型の寿命を左右する要素とは
金型の寿命を見るにはいくつかの要素があります。例えば、ショット数や金具表面の材質、表面の処理法やコーティングの有無、製造する製品の材質、製造時に使用される薬品などが寿命に影響するのです。
少しでも寿命を延ばすためには、ショット数の管理やメンテナンス時に耐摩耗性コーティングを定期的に行うなどで改善できます。
金型の部品製作などで使用するセンサについて
金型製作では部品にセンサを使用しますが、センサの種類は主に4つあり、それぞれに特徴があります。
こちらでは4種類のセンサについてご紹介いたしますので、金型製作依頼の際にお役立て下さい。
AEセンサ
AEとはAcoustic Emission(アコースティック・エミッション)の略で、材料が変形する際に内部に蓄えられていた「AE波」と言われる音波を放出する現象を利用します。AEセンサは地滑りの前兆探知や溶接不良検出、設備診断などに利用されていて、工作機械では研削盤として用いられているのです。
近隣センサ
近隣センサとはリミットスイッチなどの接触型のセンサとは異なり、検出対象物の有無を近づける事によって検出するセンサです。出力をする際に力を加える必要がなく、摩耗が生じる事がないため耐久性に優れていて、外部との接触による誤作動が少なくて済み、湿気の多い場所や作業が多い場所でも正常に作動する特徴があります。そのため、プラスチック加工機械や工作機械、輸送やコンベアのシステムなど工業製品にも使用されているのです。
光電センサ
光電センサとは光を利用した非接触型のセンサで、可視光線や赤外線を投光部から発射して物体の有無や物体までの距離を検出する事ができます。検出対象の物体に制限がほとんどなく、金属やプラスチックなどの物質も検出可能です。また、検出距離が長くて反応が早いという特徴があります。
用途は、コンベアを流れる物体の検出やレーザータイプのプリント基板のエッジ検出などです。
圧力センサ
気体や液体の圧力に対しダイヤフラムを介して電気信号に変換し、圧力に応じた電気信号を発します。気体、液体、可燃性のあるもの、腐食性のあるものなど対象物によって使い分ける事ができるのが特徴です。
圧力センサは大きく分けると電子式と機械式に分けられ、以前はコストが安い機械式が主流でしたが、最近では精度の高い電子式が主流となっています。
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