3Dプリンターで金型の製造は可能?素材の違いや種類、プラスチック部品の成形について解説
3Dプリンターは立体的な物体を作ることができる機械として、様々な場面で活用されていますが、どのようなものでも作れるのでしょうか。こちらでは、3Dプリンターを使って金型そのものや本来金型を使用するプラスチック部品を製造できるのかについて解説します。部品製造で使用する型の素材や種類も取り上げましたので、ぜひご参考になさってください。
部品製造で使用する型の素材の種類
プラスチック部品や金属部品などを作るときには型を使用しますが、その素材にはいくつか種類があります。まずはよく使われる型の素材の種類をご紹介します。
金型
最もよく使われるのは金型という、鋼材やアルミ材で作られた型です。寸法精度や耐久性に優れており万を超えるショット数にも耐えられますので、製品の大量生産に向いています。製造コストがやや高めですが、製品製造のために長く使うのであれば金型が最適です。
石膏型
高い寸法精度を持つ型で、短い期間かつ金型より低コストで製造可能です。金型ほどの耐久性はありませんので、少量生産の製品に適しています。
砂型
寸法精度がやや劣りますが、多くの鋼材を選択できます。多品種の少量生産をするのであれば砂型が便利です。
樹脂型
主に試作型として用いられる型です。かなり低いコストかつ短い期間での製造が可能な上、高精度な成形を実現します。
製品の成形方法の種類
一口に型を使っての成形といっても、製品の形状や材料によって成形方法は異なります。よく使われる成形方法は以下の通りです。
- 射出成形
- 真空成形
- プレス成形
- ブロー成形
- シリコンゴム注型
- 鋳造
- ロストワックス
プラスチック製品の多くは射出成形により製造されていますが、多品種少量生産や特徴的な成形などには向かないため、別の方法が必要です。
プラスチック以外なら、例えば自動車の車体製造など連続加工が求められるものにはプレス成形が向いています。その他、一点ものを製造する際にはロストワックス、商品としての流通はさせない試作品の製造にはシリコンゴム型注型が適しています。
製造する製品の性質に応じて適した方法は変わるため、よく検討する必要があります。
3Dプリンターを使って金型自体の製造はできる?
立体的な物体を作れる3Dプリンターですが、金型自体の製造は可能なのでしょうか。
結論からいうと、3Dプリンターを使った金型の製造は技術的には可能であり、実際に実現させた会社も存在します。3Dプリンターを使うことにより、通常よりも短納期・低コストを達成することができるようになったのです。
3Dプリンターによる金型製造はまだまだ一般的な方法とはいえませんが、試作品の製造やコスト削減に大いに役立ちます。将来的には多くの企業が3Dプリンターを使用する可能性があるでしょう。
金型を使わず3Dプリンターでプラスチック部品の成形は可能?
プラスチック部品の成形には通常は金型が必要です。この過程を3Dプリンターに置き換えることはできるのでしょうか。
結論からいうと、現時点では3Dプリンターを使って直接プラスチック部品を成形することは難しいようです。3Dプリンターを活用することはできますが、作れるのは金型であり、部品そのものは3Dプリンターを使って作った金型を使用して成形します。将来的な動向はまだわかりませんが、現時点では3Dプリンターを使ったプラスチック部品成形例はないようです。
多くの場合、用いられるのはやはり金型です。株式会社内外は大阪で金型製造を受注しております。製品製造のために金型製作を検討している全国の企業様はぜひご相談ください。金型製作について詳しい情報はこちらに掲載しております。
3Dプリンターを使った金型製造には製品製造の発展が期待できる
製品製造に使う型や成形方法には様々な種類があり、適した方法を取る必要があります。多くの場合は金型を使用しますが、金型を3Dプリンターで作ることができれば費用・納期ともに抑えることが可能です。3Dプリンターの活用はまだまだ発展段階ですが、技術の発展により将来さらに活用されることは間違いないでしょう。その可能性に期待が集まっています。
株式会社内外では、3Dプリンターによるモデル製作、射出成形金型製作、樹脂射出成形加工など幅広いご要望にお応えしております。お電話またはお問い合わせフォームのページからお気軽にお問い合わせください。
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