真空注型・立体コピー
真空注型を行う場合、まず原型となるマスターモデルを用意します。マスターモデルは当社で製作いたしますが、お客様からお預かりしたモデルでも、もちろん可能です。そのマスターモデルを必要最小限のシリコンゴムで型取りし、形状を反転したシリコンゴム型を製作します。でき上がった中空状のシリコンゴム型を真空槽に入れ、真空状態でエポキシ樹脂またはウレタン樹脂を注入することで、精巧なコピー品が完成します。
真空注型品(立体コピー)の特徴
真空注型は、10〜100個程度のプラスチック試作品生産や、少ロット品生産に非常に適した方法です。金型品と比較した場合も、短期間かつ低コストでマスターモデルのコピー品を製作することができます。
真空注型に使用されるシリコンゴム型は柔軟性・転写性に優れているため、アンダーカットのような形状で離型に無理が生じる場合や、複雑な形状の製品でも無理なく離型できるのも大きな特徴です。さらに良好な転写性を生かして、マスターモデル表面のエンボス・彫刻文字等を正確に転写コピーすることが可能です。
また、真空状態で樹脂を注入するため、気泡の発生、混入が極めて少なく、しかも型の細部まで忠実に再現したコピー品を製作することが可能です。精密さが要求される製品でも対応していますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
- 当社では次に相当します注型材料を取り揃えています。ABS相当品/PP相当品/アクリル相当品/エラストマー相当品(硬度10〜90の各種ゴム(ゴムの種類により異なります))に相当する性能を持った、エポキシ樹脂・ウレタン樹脂をご用意していますので、お客様のご要望に沿った注型品をご提供できます。
- シリコンゴムで、マスターモデルの型取りを行います。
- マスターモデルを取り出し、シリコンゴム型を作ります。
- 真空状態で樹脂を注入し、コピー品を製作します
- 試作品製作
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- 3D-CAD/CAM
- プロトタイプ製作
- プロトタイプ製作の重要性
- 真空注型・3D-コピー
- 光造形試作
- 粉体造形試作
- 3Dプリンタでできること
- 試作品の段階で確認しておきたいこと