メッキ(鍍金・滅金)
当社では、当社の金属製品・樹脂製品およびお預かりした品に、メッキ専門会社様のご協力を得て様々なメッキ処理を施すことが可能です。
メッキとは
メッキは、金属の薄層を他の物(主として金属)の表面にかぶせる表面処理方法のひとつで、銅を銀に似せるために、水銀で擦る方法である「滅金(メッキン)」が、語源とも言われています。
装飾・防食・表面硬化、電気伝導性の付与、磁気的性質・潤滑性・接着性の改善などのために施します。
メッキと一口で言っても、以下のように使用する素材によって呼び名が異なり、用途によって使い分けています。
金銅(こんどう) | 金を銅に焼き付けるメッキ方法です。 |
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鍍銀(とぎん) | 銀を焼き付けるメッキ方法です。 |
また、電気メッキ法・溶融メッキ法・真空メッキ法(蒸着)なども代表的なメッキ方法です。
以下に電気メッキ法の特徴や、メッキの工程についてまとめました。
電気メッキ法
電気メッキ法は、電気によって溶液が分解される「電気分解」を応用したメッキ法です。手法としては、水溶液化した金属(電解質溶液)とメッキしたい製品(地金属)を陰極とし、メッキ用金属を陽極として、双方に電気を流します。それにより、陽イオンは陰極に、陰イオンは陽極に引かれ、メッキ液中の金属陽イオンは陰極に吊り下げた地金属(製品)の上に放電され地金属にメッキされます。
メッキの工程
- 1.地金属またはABS樹脂(メッキしたい物)※必要に応じて脱脂、酸洗い、水洗
- 2.溶剤による脱脂(表面の清浄、水洗)
- 3.酸処理(表面の洗浄、錆取り)※処理の後に水洗、中和、水洗、乾燥
- 4.銅メッキ(防食用、金属表面安定化、水洗)
- 5.ニッケルメッキ(光沢、下地硬質化、水洗)
- 6.貴金属メッキ(最終仕上げメッキ)
メッキの種類
- 電気メッキ
- 化学メッキ (無電解メッキ)・樹脂メッキ
- 真空蒸着メッキ(スパッタ)
- 溶融メッキ
- 拡散浸透メッキ
- 金属溶射
- 着色、塗装
- 銅メッキ
- ニッケルメッキ
- 無電解メッキ
- クロムメッキ
- 亜鉛メッキ
- 合金メッキ
- 黒染め(パーカー)
- ブラスト処理
メッキには上記のような種類があります。詳しくはPDFをご覧ください。
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